シミュレーションRPGという新ジャンルを築いたファミコンの名作

任天堂から1990年に発売されたファイアーエムブレムは、ゲーム界に『シミュレーションRPG(シミュレーションロールプレイング)』という新しいジャンルを生み出した作品だ。
ターン交代制のコマンドシミュレーションゲームに、中世ヨーロッパ風のキャラクターと装備やアイテム・レベルアップなどのRPG要素をうまく取り入れた名作だ。
本作や関連作品では、その名の通り『炎の紋章(ファイアーエムブレム)』と呼ばれるアイテムが重要な鍵を握っている。なお、ファイヤーエムブレム・ファイヤーエンブレム・ファイアーエンブレムなど表記のゆれが起きやすいタイトルであるが、正式にはファイアーエムブレムである。

ゲーム内では、キャラクターには様々な職業(兵種・兵科)が存在する。
多くのロールプレイングゲームでおなじみの中世ヨーロッパ風のデザインと、敵を攻撃する動作がファイアーエムブレムの世界観を作り上げている。各職業には得意な相手と天敵となる職業が存在する。
また兵科の中には、特定の兵種のキャラクターの成長によって生まれるものもある。

キャラクターそれぞれに顔グラフィックがあるので、感情移入できる。
ゲームの主人公『マルス』王子の元にタリス城の『シーダ』が訪れる。どうやら『ガルダ』の海賊によってタリス城が狙われたらしい。

各ユニットは、兵科に応じた個性的なグラフィックだ。各キャラを移動させ、敵に隣接すると攻撃を仕掛けることができる。
兵種によっては離れた距離から間接攻撃をすることができるものもある。

戦闘画面。RPGのように剣や槍などの武器で戦う。
本作ではユニットは小隊を編成しておらず、1ユニット=1キャラクターだ。

戦闘で相手にダメージを与えたり相手を倒すと経験値が入る。経験値をためるとキャラクターがレベルアップする。

イベント進行によって、新たな仲間が加わることがある。これによって今まで部隊にいなかった兵科のキャラクターが加わることもある。『僧侶』は全キャラ中で唯一回復魔法を使うことができる貴重な兵種だ。
ファイアーエムブレムのマップ上の施設
マップ上にある建物を紹介したい。

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砦 | 砦にキャラクターを留めるとHPを回復できる。回復量はターンに応じでランダムで決まるようだ。 |

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武器屋 | 武器を買うことができる。キャラクターが持っている武器には弾数があるため、必要に応じて買い求める必要がある。 |

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預かり所 | アイテムを預けたり引き出したりできる。預けたアイテムは他の預かり所でも引き出すことができる。 |
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小屋 | 攻略やイベントに関わる情報を聞くことができる。 |
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村 | 情報を聞いたり、イベントが起きる場所。 |
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城 | ステージのゴールになる場所で、プレイヤーが目指すところだ。クリアするには主人公のマルスで城に入る必要がある。 |

敵を倒し、ゴールの城までたどり着くとステージクリアとなり次のステージに進む。生き残ったキャラのレベルは持ち越せるので、地形や相性を考えてお気に入りのキャラを育てよう。
ところで、ファイアーエムブレムを有名にしたのは実はシミュレーションRPGという要素だけでない。本作を本作たらしめたのは、『死んだキャラクターは復活しない』という超現実的でシビアなシステムによるところも大きい。これは当時のファミコンゲーム界では衝撃的だった。
お気に入りのキャラがいなくならないよう、地形による防御効果や回復効果をうまく使いながら攻略していこう。





