ファミコン発のリアルタイムシミュレーションRPG

1988年にスクウェアから発売された半熟英雄(はんじゅくヒーロー)は、ファミコン初のリアルタイムシミュレーションRPGだ。
RPGが得意なスクウェアらしく、西洋ヨーロッパ風のマップやキャラ達が、『時間』の概念の中で動き回る。
とはいえ難易度は抑えられていて、作品全体はとてもコミカルタッチに作られているため、遊びやすい。

シナリオは全3話からなるシミュレーションだ。

ゲームが始まるとRPGのようなマップが広がる。自国の城には、在籍する将軍が一覧で表示される。各将軍に移動命令を出し、マップ内のすべての城を落とし全土統一を果たすのが目標だ。

SELECTを押すと全体マップが見られる。
それぞれの国は旗のマークで表されている。近隣の小国から攻め落とし、すべての城を我が国のものにするのだ。

移動する将軍を選び、移動したい場所を指定する。移動先を選んでいるときもゲーム内では時間が流れているため、敵の将軍は移動してくる。

移動命令が終わると各将軍達は目標地点に向かってわらわらと歩き始める。移動中の将軍を選んで目的地を変更したり、城に戻したり待機命令を出すこともできる。

移動中に敵国の将軍と接触すると戦闘が始まる。敵の将軍は城に向かって直進してくるので、戦いたくないときは迂回しよう。
将軍が在籍している城に攻め込まれたときも戦闘となる。

戦闘は基本的にオート戦闘となるが、敵・味方がぶつかる直前からAボタンを連打することで戦闘を支援でき、有利に戦える。

戦闘中にBボタンでコマンドが現れる。コマンドでは『切り札』『卵』『退却』が選択できる。
切り札はいわゆる魔法アイテムで、アイテムを購入することで使用できる。
卵とは本作の目玉となる大技で、『エッグモンスター』と呼ばれるモンスターを呼び出して戦わせることができる。

たまごを使うと、なんとも言えないコミカルな儀式が始まり、卵のまわりを舞い踊る。

エッグモンスターの『スパルタ』が登場した。モンスターが戦っている間は将軍たちはお休みとなる。
エッグモンスターにはHPがあり、これがなくなるとたまごが破壊されて二度と使えなくなってしまう。卵を持っている将軍と持っていない将軍は初めから決まっている。

一定時間が過ぎると、強制的にマップでのプレイが終了し、『月一イベント』が始まる。
イベントには、新しい将軍が士官してくるものもある。

月一イベントが終わると『内政』画面になる。内政画面では切り札アイテムの購入や一般兵士の補充、『築城』などができる。
月一イベント時に将軍が在籍している城は築城ができ、城の防御力を1レベルアップさせることができる。レベルが上がった城では、敵に攻め込まれた際の攻城戦のときにプレイヤー側に有利に戦える。
切り札やエッグモンスターは、他の作品のパロディになっているものも多く、わかると楽しい。
シミュレーションの要素が強い本作では、戦闘がカギになる。強力なたまごを持つ将軍は圧倒的に強いが、現れるエッグモンスターはだんだん弱くなる。
エッグモンスターを強力なものに戻すには、マップ内にあるモンスター城を落城させ、『おはらい』をしてもらうしかない。
また敵国の城レベルが高いと、攻め込んだときに連戦となる。卵だけに頼らず、切り札を上手く使ったり複数の将軍で攻めるなどの方法がいいだろう。
















