シューティングのナムコが生んだ縦型シューティングの神的作品

ファミコン世代ならばその名を知らないものはいないと言っても過言ではない、縦型スクロールシューティングの王様が『ゼビウス(XEVIOUS)』だ。
ゼビウスは1983年にナムコからアーケードゲームとして発売されて人気を博し、その翌年にファミコン版として移植。爆発的な売上を記録したまさにシューティング界の神様だ。

ファミコン初期の作品なので、グラフィックこそ歴史を感じるが、ポップでレトロないい雰囲気を出している。
通称スペースクラフトと呼ばれる自機『ソルバルウ』を操作して、敵組織ガンプの率いる『ゼビウス軍』と戦うというストーリーがある。
一番最初に登場する敵キャラ、クルクル回転しながら自機を避けるように通り過ぎていく動きに懐かしさを感じずにはいられない。
現在のスコアは左上に表示されていて、最初は20000点、次からは60000点取るごとに自機が1つ増える。

通常のショットで空中の敵を倒すほか、対地用のブラスターで地上の建物や敵砲台を破壊する。後のシューティング界に大きな影響を与えたゲームシステムである。
自機前方には照準があり、ブラスターは発射時に照準が合っていたところに投下される。並んでいる建物は、真ん中に照準をあてて一発で破壊することも可能だ。
実は恥ずかしい話、俺は当時全く気づかなかったのだが、照準内に破壊可能なものが入っていると、照準の枠が赤く点滅して知らせてくれる。当時の俺にとっては難易度が高かく、たいして進めないままだった作品でもある。

古いゲームながら、未来的な敵軍の施設など作りこまれたデザインだと改めて思う。
ゼビウスにはボスは登場せず、エンディングも用意されていない。全16エリアからなる長いステージをループし、いかにハイスコアを残せるかというのがこの作品の目的となるだろう。(当時のファミコンソフトにはゼビウスのように、エンディングという概念がないものは多かった。)
敵キャラの種類は意外に多く、それぞれ個性的な動きでプレイヤーを翻弄する。中には弾を連射してくるこんなでかい建物もいるが、ブラスターを中央に当てれば一撃で倒せる。
とはいえたくさんの敵の集中砲火を避けながら、空中の敵と地上の敵を撃ち分けるのはなかなかむずかしい。何度もやりこんで敵の出現タイミングと倒し方を覚える必要がある。

ハイスコアを狙うためのポイントがこの『ソル』というタワーのような建物だ。ソルは通常は隠れていて見えないが、ソルが隠されているところに照準が当たると赤く点滅する。
ブラスターを投下すると出現し、さらに撃ちこむと破壊できる。出現・破壊でそれぞれ2000点という高得点が得られる。本作品の隠しキャラ的存在だ。
エンディングがないゼビウスだが、スコアが最高9999990点でストップすることから、熟練プレイヤーはこれを目標にしているようだ。もちろん俺には、全く届かない遠すぎるゴールだ(笑)