SFと戦国時代が入り混じる摩訶不思議戦国ワールドが舞台のRPG

1991年にナムコから発売された『じゅべえくえすと』は、不思議な戦国時代が舞台になったRPGだ。ドラゴンクエストシリーズに似たオーソドックスなシステムになっており、同じくナムコから出された『貝獣物語』と同じシステムが一部に取り入れられている。たとえば、『瀕死の状態までHPを削られた敵キャラはポーズやグラフィックが変わる』『特定のアイテムを使用してアイテムを他のアイテムに変化させることができる』などだ。

戦国時代のある時、柳生の里で裂けた空間から突如2つの玉が激突するという不思議な事件があった。その飛び散った玉の一つには、右目に傷を負った赤ん坊が入っていた。それが『じゅうべえ』その人である。

柳生の里の城主である『柳生但馬(やぎゅうたじま)』に育てられ、剣の達人にまで成長したじゅうべえだったが、旅立ちの時が来た。
『宇宙塚(うちゅうづか)』なるものの付近で不思議な事件が起こっているようだ。戦国時代だが、空から降ってきた光の玉や宇宙塚など、SFっぽい要素が含まれる不思議な世界のようだ。

育ての父、やぎゅうたじまの言葉によると、この国を支配しようと企むのは『魔界衆(まかいしゅう)』という一味のようだ。そしてその裏にはさらに何者かがいるようだ。

ステータス画面はこんな感じ。レベルが『剣法』だったりHPが『いのち』だったりと、表現の違いがあるがドラクエによく似た作りの正統派RPGだ。

旅立つ前に母に挨拶しようと話しかけると、仰天ニュースをさらっと聞かされる。「今言う??」
突然のカミングアウトに困惑していると、50両を旅費として手渡されそそくさとお別れ・・・。う~む。
父たじまが、いま国で起こっている不思議な出来事とかつて天からじゅうべえを乗せて落ちてきた玉と、関係があると踏んでいるのだろう。じゅうべえよ、これは自分の正体を知るための旅でもあるのだ、と、何も書いていない行間から読み取ったところで出かけるとしよう。

柳生の里はこんな感じの村だ。『ナイトガンダム物語』を思わせるお店が立ち並ぶ。

里を出るとフィールドマップが広がる。グラフィックもしっかり作られていて、ドラクエなどと比べても遜色ない雰囲気だ。

じゅうべえくえすとの戦闘画面は中央に敵が表示される。ドラクエやその他RPGとこのあたりは一緒だ。
じゅうべえくえすとの戦闘画面でよい点は、攻撃する相手をちゃんと選べるところだ。ドラクエの場合、同じモンスターは『スライム×3』のように表示され、その中のどいつを攻撃するかは運任せだった。じゅうべえくえすとでは、敵の手前に表示されているじゅうべえがカーソルの役目をしているのだ。
ちなみに『超力』とはいわゆる魔法のことで、MP(マジックポイント)にあたる『超力パワー』を消費して魔法攻撃をする。じゅうべえは剣技だけでなく、超力も一通りこなせる万能キャラだ。