亀のヒーロータートルズは優秀なベルトアクション作品

1984年にアメコミを原作にしてつくられたアニメ『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』。略称は『TMNT』『忍者タートルズ』『ミュータント・タートルズ』。
このタートルズを題材に作られたファミコンソフトは2作あり、こちらは第2作目となる。
アメリカンコミックらしく軽快なノリと、ややコミカルな雰囲気がいい感じだ。タートルズ達もややキザったいカッコよさがある。

ニューヨークでペットとして飼われていた亀が、あるとき動物を人間のように変化させる『ミュータンジェン』に力によってこの直立二足歩行の姿に変えられてしまう。同じようにミュータントにされたネズミ『スプリンター』と下水道で出会ったタートルズ達。
スプリンターの元飼い主は日本の忍術家だったが、かつての所属団体『フット団』とその幹部の一人『シュレッダー』によって殺されてしまう。

飼い主の仇を討つため、スプリンターはタートルズに忍術を教えたのだった。
スプリンターとの出会いによって強くなったタートルズ達は、アメリカを舞台に大暴れする。とまあこんなあらすじのアニメだ。

アニメをテーマにしたゲームには、評価が低いものも多くあるようだが、この作品はゲームとしてもしっかりした作りになっている。
『ファイナルファイト』を代表する『ベルトアクション』の本作は、やはりプレイするキャラクターを選択することから始まる。

この鉄仮面が宿敵シュレッダーだ。シュレッダーを倒し、エイプリルを救え。

ステージデザインはかなり秀逸で、アメリカっぽさが溢れたものになっている。キャラもキビキビと動く。
今回選んだのは『レオナルド』。剣が武器だ。

『ジャンプキック』は打つと前方に飛び込みながら攻撃する。活路を見出すために必須の技だ。
またジャンプ中は十字キーで好きな方向に移動できるので、かなり自由に動きやすいゲームだ。

ファイナルファイトのように敵を掴むことはできないが、↓+Bで『投げ技』を繰り出すことができる。投げた敵には当たり判定があるので、周りの敵にもダメージを与えられる。

敵に囲まれたときにはAB同時押しで『必殺技』だ。必殺技を敵に当てると自分のライフが少し減る。

ファミコンのベルトアクションの中でも特筆すべきは、『2人同時プレイ』ができるという点だ。敵の中にはこちらを掴んだくるヤツもいるので、助けに入ったりと協力プレイができるのだ。

マップ中には穴が空いているところもある。落ちると死んだことにはならないが、ダメージを受ける。
亀の甲羅の中身だけが先に落ちるような描写がコミカルさを出している。

ボス登場。強そうな武器を持っているが、タートルズも武器がデフォルトなのでOKカモン。
ベルトアクションとしての評価とゲーム評価持論
ゲームサイトの中には本作を酷評しているものもあるようだ。
おそらく『ファイナルファイト』との比較論になっていることが多いかと思う。ファイナルファイトと比べて負けているかなと思うところは、連続攻撃という概念がないことと、キャラごとの特徴があまりないという点かな。
だがジャンプ中の移動やジャンプキックによる自動前進は、自由度が高いアクションを可能にする。なにより2人同時プレイが可能なのはすばらしい。敵も同時に3人まで登場するので、『囲まれる』という場面があって緊迫感がある。
これは俺の持論だが、ゲームの評価というのは評価する人によってその基準が違うと思う。ファイナルファイトファンからしたら前述の評価は的を得ているし、純粋なベルトアクションとして見ればかなりの良作だと思われる。
このサイトでは、こうした『同ジャンル他ゲームの比較論』があることを踏まえつつ、純粋に作品の評価をしたいと思っている。