マイティファイナルファイト-ゲームオアシス-レトロゲーム・懐ゲー

ベルトアクションの名を知らしめた名作ファイナルファイトの移植版

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今30~40代で、『ファイナルファイト』の名を知らない男子はいないだろう。アーケードを皮切りに、一大旋風を巻き起こした喧嘩アクションゲームがファイナルファイトだ。
横スクロールで、一定の敵をすべて倒すと画面がスクロールする仕組みのアクションを『ベルトアクション』『ベルトスクロールアクション』というが、このシステムの人気を作った作品でもある。

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登場キャラクターは、アーケード版と同じ『コーディー』『ガイ』『マイク・ハガー』の3名だ。リアルだったアーケード版と違い、ファミコンの今作はちょっとコミカルにアレンジしてある。
元プロレスラーで現メトロシティの市長を務めるハガーとその娘のジェシカ。そしてジェシカの恋人であるコーディーは喧嘩の天才であり、マーシャルアーツとナイフの名手。
ガイはコーディーの友人で、武神流忍法の伝承者つまり忍者の末裔で、格闘技の達人でもある。
ある日ハガーのもとに、娘ジェシカをさらったという一報が。
もちろんコーディーの仕業のわけがなく、犯人グループは悪の組織『マッドギア』。

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ファイナルファイトがベルトアクションの中でも極めて優れていた点は、キャラクターの個性だろう。選ぶキャラによって攻撃力も技もスピードも違うのだ。

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今回は父ハガーを選んだ。腹にズシッとくるだろうボディブローが武器だ。

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他のベルトアクションに差をつけた部分がもう一つある。それは『連続攻撃』という概念だ。
最初のボディのあと続けて殴ると連続攻撃になり、スキが少ない攻撃ができる。ハガーのフィニッシュはドロップキックだ。

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ジャンプ攻撃も活路を見出すための大事な技だ。当たると一発で敵を吹っ飛ばすことができる。

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敵に触れると『掴む』ことができる。ハガーは掴んだまま頭突き攻撃だ。
ちなみに他のキャラと違い、ハガーだけは敵を掴んだまま移動することができる。

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各キャラとも掴んでから投げ技を繰り出せる。元プロレスラーのマイク・ハガーは『バックドロップ』だ。投げ技は周りの敵を巻き込むことができる。

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唯一ハガーだけにある技。敵を掴んだ状態でジャンプし、『パイルドライバー』をかますことができる。全キャラの技の中で一番の破壊力を誇る。

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敵に囲まれたときはAB同時押しで必殺技が出せる。ハガーは回転ラリアットだ。
必殺技を敵にあてると少し自分のHPが減る。

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マップスクロール時の親指マークも健在だ。懐かしいので載せたった。

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ボーナスステージは転がってくるドラム缶を壊す。アイテムが手に入るかも。

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ドラム缶から手に入れた『ハンマー』を装備してぶん殴る。破壊力抜群の凶器だ。敵もナイフとか使ってくるからね、目には目をってやつですわな。

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アーケード版でおなじみだったボスキャラももちろん出演。
金髪大男の『ダムド』も、ファミコン版ではディフォルメされてかわいい感じになっている。容量的な問題か、ファミコンのダムドは口笛でザコ敵を呼ぶことはない。

アーケードとの違いとファミコンの容量の限界

コミカルな見た目はいいとして、アーケード版との最も大きな違いは、2人同時プレイができないという点だろう。
これはどうしようもなかったのか、スーパーファミコン版でも2人同時プレイはできなかった。
また、画面内に同時に出てくる敵の最大数はどうも2人しかでないようだ。よって「囲まれた、ピーンチ!」といった場面はそんなになく、難易度は低くなっている。(アーケード版は難易度高かったからな。)
アクションゲームながら、経験値によるレベルアップという概念を新しく取り入れている。
 
このファミコン版はどれだけ認知度があるのだろう?
というのも、最初のアーケード版が登場したのが1989年で、翌1990年にスーパーファミコンに移植された。
このソフトには容量の問題で『ガイ』が登場していなかったため、1992年にガイを主役にした『ファイナルファイト・ガイ』が発売されている。
そしてファミコンの今作が発売されたのは、それらよりも後の1993年なのだ。
各種ゲーム機の戦争時代であり、進化と変革のさなかに発売された作品だったのだ。そのためファミコンソフトとしての完成度は高いといえる。