独特の世界観で人気を博したゴエモンシリーズの元祖

後にスーパーファミコンやPS(プレイステーション)にも続編を次々と生み出した、人気アクションゲームのゴエモン。
元祖ゴエモンは1986年にコナミから発売されたこの『がんばれゴエモン!からくり道中』が初代だ。

ゴエモンはその名の通り、安土桃山時代に実在した盗賊・石川五右衛門がモデルになっている。石川五右衛門は大盗賊であったとして有名だが、歴史の資料ではその処刑に関するものばかりらしい。その後浄瑠璃や歌舞伎などの題材としてさまざまに脚色され、今では『権力者に立ち向かう義賊で、貧しい民衆の味方』だという認識が一般的だろう。
ゲームのゴエモンもそんな義賊として活躍する正義の盗賊だ。盗んだ小判を町中にばらまく姿はカッコイイ漢の代表だ。

ゴエモンの最初の武器はキセル。リーチが短い。
ゴエモンといったらキセルというぐらいバシッときまったこの武器は、後の作品にもずっと受け継がれることとなる。

ステージの各所にある壺や箱の横でジャンプするか上を飛び越すと、小判やアイテムが飛び出す。

ゴエモンおなじみのアイテム『招き猫』。

招き猫を取ると、衣装が変わって武器もキセルから『銭投げ』に変わる。長距離武器で一気に攻略がしやすくなる。
またこのソフトでは銭投げをしても小判は減らない。

町にいる人は基本的に全員攻撃できる。ゴエモンを攻撃してくるものもそうでないものもいる。倒すと小判がもらえる。

着物を着た女の人だけは触れると高得点がもらえる。殴ることもできるが、ここは黙って触れておこう。これもゴエモンのお約束キャラとなる。

『ひょっとこのお面』が出た。これを取ると『わらじ』が1個増えて、足が速くなりジャンプ力も増す。わらじは最大3つまで増える。

町中にはお店が並ぶ。雰囲気のあるつくりだ。

店にはアイテムが売っていたり、小判を増やす賭博などもある。中には攻略に必要なお店もある。

ここはお店から行ける隠し通路。ファミコンらしい『3D風2D』の迷路になっている。
これだけで1つのゲームが発売されているぐらい、昔は迷路ゲームの1ジャンルとして確立されていた。地図がないとわけわからなくなるが(笑)。
石川五右衛門に関する歴史資料
五右衛門の処刑に関するいくつもの資料が存在することから、石川五右衛門は実在する人物であっただろうとされている。
中にはキリスト教・イエズス会の宣教師による注釈文もあった。以下引用。
「この事件は1594年の夏である。油で煮られたのは「Ixicava goyemon」とその家族9人ないしは10人であった。」
綴りがすごいね。「イクスカヴァ・ゴエモン」とでも発音したのだろうか。